Pediatric Cardiology
白百合女子大学 児童文化学科の学生さんからご提供いただきました。
「努力を惜しまず」
患者さんの一人一人により長く質の良い人生を送っていただくために努力を惜しまず、患者さん・ご家族の気持ちに応え寄り添うことに努めます。
小児循環器医療全般に習熟するとともに、各々が成人先天性疾患、画像診断、カテーテル治療、不整脈、胎児心疾患などのサブスペシャリティを持ち、先端的医療の要請にも応えられる努力をしています。
小児循環器専門医修練施設に認定されており、専修医は専門医収得プログラムに合致した幅広い研修を行っております。
新生児から成人までの先天性心疾患、小児期発症の後天性心疾患、川崎病後遺症、不整脈、心筋疾患など、循環器領域全般に渡って診療しています。
心エコー検査、心電図、負荷心電図、心臓カテーテル検査、マルチスライスCT、MRI、核医学検査、胎児エコー検査などを実施しています。近年の心臓カテーテル検査の年間実施数は350 – 500件程度です。複雑でない先天性心疾患ではカテーテル検査を行わず、負担やリスクの少ない形態・機能診断で外科治療を行う流れを進めています。
心臓カテーテル治療、小児循環器集中治療、心不全や不整脈、肺高血圧に対する薬物療法、不整脈のデバイス治療などを心臓外科医、麻酔科医、循環器内科医との連携のもと24時間体制で行っています。近年の心臓カテーテル治療の年間実施数は100 – 200件程度で、バルーン血管・弁形成術、コイルによる血管塞栓術など標準的治療のほか、心房中隔欠損や動脈管開存に対するデバイス閉鎖術を数多く実施しています。正確な適応判断と洗練された手技による安全性の向上を常に心がけています。
先天性心疾患に対する外科、内科的治療の成績向上により現在では約9割の患者様が成人年齢に達しています。しかしながら手術後の残存病変を抱えたり様々な理由で手術治療が受けられなかった患者様も多く、特に成人期以降に心不全、不整脈、チアノーゼの進行などが問題化してくることがあり、生涯にわたり定期診療を継続していく必要があります。また元々の心疾患に加え、加齢に伴う生活習慣病の併発や女性の方の妊娠出産に対する対応などが必要とされます。成人に達した患者様に安心して受診していただける外来として成人先天性心疾患外来が重要な役割を担っています。
当院では平成26年に産婦人科を開設しました。胎児心臓病が疑われる妊婦さん、出生後の新生児管理のみでなく先天性心疾患を合併した妊婦さんに対する出産も積極的に行っており、胎児期から切れ間のない医療体制を整えています。小児、成人の循環器内科、外科および産婦人科の協力体制のもと患者様個々の病態に沿った外来診療を提供しています。
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小児循環器内科 医長
Takumi Kobayashi