小児心臓血管外科 特任副院長
Yukihiro Takahashi
心臓の手術は、体外循環という非生理的循環を伴い、全身に対しての侵襲が非常に大きな手術です。身体が小さく、臓器の発達も未熟な子どもであれば、侵襲の影響を受けやすくなります。子どもたちの人生はスタート地点に立ったばかりで、手術後には長い一生が待っています。だからこそ、いかに侵襲を小さくするかが重要です。
1981年熊本大学医学部卒業。研修医コース終了後、一貫して、榊原記念病院にて小児の心臓血管外科の研鑽を積む。98年榊原記念病院心臓血管外科部長、2003年同主任部長、06年より現職。